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世界の航空会社が徐々に運航再開

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国内外の航空便が一部運航再開

緊急宣言が全国的に解除され、新型コロナウイルスの感染拡大の第2波を予防しつつ、外出する人が増えています。

一方、日本を含め多くの国では外国からの旅行者に14日間の自主隔離を義務付けをしており、何も気にせず旅行を楽しめるようになるのはまだ先になりそうです。時事通信によると、日本政府は入国制限を今夏以降、段階的に緩和する方向で検討状態だという。当面はビジネスマンや専門家を優先し、対象となるのはアメリカやアジアなどを想定している。

世界各国では、国境を跨ぐ人に移動を徐々に認める動きもあり、航空会社は一部の運航を再開し始めている。国内外の航空会社の現時点での今後の運行情報は以下ご覧ください。

 

■各国航空会社今後の運行情報

日本航空JAL)6/1〜6/30 

北米方面:ロサンゼルス、シカゴ、バンクーバー、便が一部運航

欧州方面:ロンドン便一部運航

東南アジア方面:クアラルンプール、ジャカルタ便が一部。バンコクハノイホーチミン、マニラビンは週1で運航

東アジア方面:中国2都市、香港、台湾便が一部運航

オセアニア・ハワイ・グアム便は全運休

上記に記載されていない便は全運休

 

JALは5月に計画していた60路線4680便のうち、96%にあたる60路線4513便を運休、減便すると決定。一方、国内線も、6月は72%の減便を予定。

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全日本空輸ANA)5/22〜6/30

 北米方面: ロサンゼルスとの相互便を全日で運航。サンフランシスコ、ニューヨーク、シカゴ、バンクーバー、メキシコ便が一部運航

欧州方面:ロンドン、フランクフルト便が一部運航

東南アジア方面:バンコクハノイホーチミンからの到着便、クアラルンプール、シンガポールジャカルタ、マニラ便が一部運航

東アジア方面:上海出発、到着便が週1で運航

オセアニア方面:シドニー一便一部運航

上記に記載されていない便は全運休

 

5月は計画していた72路線5390便のうち、93%にあたる4987便を運休、減便。6月は1日から15日までで73路線2597便のうち、90%にあたる71路線2344便が減便の対象となる予定。ANAが5月11日に発表した3月の利用実績によると、国際線は旅客数が前年同月比72.1%減の24万3432人だった。

 

国内線も旅客数が前年同月比60.2%減の140万1054人、搭乗率が37.0ポイント低下の35.3%と大きく落ち込んだ。

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大韓航空(KAL)6/1〜7/1

 韓国では外出制限が緩和された途端、ソウルのナイトクラブでクラスターが発生した。その後も新規感染者が増え続けたため、韓国政府は5/29〜6/14の期間を再び外出自粛期間とした。

 

KALは仁川発の便を

北米方便:ロサンゼルス、ニューヨーク行きの一部路線が全日程で運航。サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、アトランタ、シカゴ、カナダ2都市への路線が一部運航する

欧州方面:パリ、ロンドン、アムステルダム、フランクフルト便がいずれも週3、4日運航。

アジア方面:バンコクハノイホーチミン、マニラ、東京便の一部路線が全日程で運航し、その他7都市への週数日の運航が予定されている。

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中国国際航空(CCA)6/1〜7/1

 新型コロナウイルス感染者が最初に確認され、早い時期の感染ピークを迎えた中国では、4月に武漢の封鎖が解除されると高層ビルがライトアップされるなど、封鎖解除を喜ぶ市民の様子が報道された。しかし「本当にウイルスは収束したのだろうか」といった不安の声も上がってるといい外食の多い中国国内でも市場で食材を購入し自炊を始める人が多く、「生活の復興をすぐに」というわけにはいかない。CCAでは、北米、欧州、アジア、中東の24都市への就航を各路線週1〜2日予定している。

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キャセイ・パシフィック航空(CPA)6/1〜6/21

 香港では現在も通常のデモ活動が再開される中、5月28日中国政府による「香港国家安全法」が可決され、香港の民主制が事実上剥奪されることを意味する。今後の香港国内、そして米中対立の動向に注目が集まっている。こうした社会情勢不安もあり、CPAは2019年度下半期のインバウンド、アウトバウンド双方の旅行者は減少し、業績が芳しくなかったと発表。

 

香港では新型コロナウイルスの感染拡大レベルがそこまで大きくなかったとされているが、ロサンゼルス、ロンドン、バンクーバーシドニー、デリー便が週2運航、東京、台北、マニラ、バンコクジャカルタホーチミンシンガポール便を週3で運航としている。

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エールフランス航空(AFR)

 感染爆発が起こり、厳しい外出禁止令が敷かれたフランスでも、5月11日から外出制限が緩和された。しかし26日には再び感染による死者数が世界で4番目となっている。AFRでは、3月末から通常の3〜5%のスケジュールで運航しており、今後6月末まで渡航制限の状況を鑑みてヨーロッパを中心に徐々に運航本数を増やしていく予定。7月6日まで東京ーパリ間の運航を週3日行うことを発表している。

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アリタリア航空(AZA)

 欧州で最初にロックダウンが行われたイタリアでは、5月4日から段階的な封鎖解除が為され、6月3日からは州をまたぐ国内の移動が自由になるとともに、EU加盟国からの観光目的の旅行者の入国も許可される予定。それに伴いAZAでは、6月は前月比36%増便し、イタリア国内15空港、ヨーロッパを中心に海外10空港で計30路線を運航開始する予定です。また、7月から9月をめどに感染拡大前の約40%の水準にまで戻す計画を打ち出しています。

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フィンエアー(FIN)

 フィンランドでは感染者数、死亡者数がかなり少なく、他の北欧諸国の対応と併せて感染拡大抑止に何が効果的だったのが注目が集まっている。FINでは4月から欧州への就航便を多数運航している。7月1日からはFINにとって重要なアジアを中心に長距離運航を、段階を踏んで徐々に再開する。東京、名古屋、大阪、北京、香港、上海、シンガポール、ソウル、バンコクなどのアジアを含む長距離路線を、本数を減らしながらも運航再開する予定です。

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エミレーツ航空UAE

 アラブ首長国連邦の都市ドバイでは一時、24時間の外出制限が2週間設けられ、買い出しも1世帯1人のみ、手袋の着用が求められるなど厳しいものでした。現在も夜間から早朝にかけて罰則を伴う外出制限が設けられている。UAEでは、北米方面ではシカゴ、トロント。ヨーロッパ5都市、オセアニア地域ではシドニーメルボルンへの6月末までの運航を予定している。

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以上、各航空会社の今後の運航情報です。

緊急事態宣言が全国的に解除されて初の土日が過ぎましたが、連日北九州では2桁の新規感染者や小学校での集団感染が相次いでいます。また、6月1日からは東京に向かう電車が満員電車に近い状態となっており、本日(6/2)時点で、都内新規感染者が30人以上と第2波が襲ってきているように感じます。

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そんな中、JALやHISなど観光に関連する業種の株価が上昇しました。JALでは前日比11%の上昇であり、2016年2月以来の上昇率だったそう。宣言解除に伴い、政府が発表した「Go to Travel キャンペーン」と題して、国内旅行代金の半額を負担してくれるクーポンを7月下旬以降発行するとの施作に反応した結果だとみられる。今夏の多くの旅人は、まずは国内旅行から再開することになりそうだ。

 

私もその一人になるかもしれないが、毎日密かにシンガポール情報を仕入れては、海外航空券を漁る日々を送っている。国内旅行もいいが、やっぱり海外旅行がしたいので悩ましい。

 

航空会社は踏ん張って耐えてほしい。